Tea room|お休み処

茶室

ものづくりデザイン雑記帳
お世話になります。このページはデザイン帳・雑記でございます。
薄茶でも飲みながら気軽に覗いて頂けると幸いです。

 

【住宅専門誌「はりまの家2016前期号」に掲載】
兵庫県播磨地方の新築リフォーム専門誌「はりまの家」にウカノ家具が掲載されました。編集長が知名度の無い当社を見つけて取材から掲載に至りました(改めて感謝申し上げます)。本誌を通じ、より良いモノづくりを広めるため少しでも知って頂けたら幸いです。(P170~171に特集掲載されています)

 

【ウカノ家具の名前の由来】
日本書紀と古事記に記述のあるウカノミタマ(倉稲魂命)の名前に由来しています。稲荷神社(お稲荷さん)の五穀豊穣や商いの神様として知られていますが、御使いのキツネのほうが有名ですね。心豊かに次の世代も続く社会へ貢献する想いを込めてウカノの名前を冠しています。(もちろんですが、政治や宗教的な意味合いは全くありません)

 

オリジナル家具のデザインについて】
異国情緒のある港町のシンプル&スタイリッシュなイメージに、上質な木の素材を使うことによるインテリアとしての安心感と心地良さを付与することで、日本の住まいに相応しいノスタルジックなデザインに仕上げています。商品名も大航海時代以降の帆船や港を冠するなど、どちらかと言うと製品では無く「作品」に近いのかもしれません。その作品をものづくりの工程で標準化し、耐久性と信頼性を担保した上で商品として販売するまでが実は一番大変な所なのですが、まず自分自身で使ってみる実用試験も含め、未来のお客様の家族団欒を想いながら慎重かつ楽しく開発しています。

オリジナル家具ブランド

 

【無垢の木の品質】
耐久性と質感を兼ね備えた銘木の中でもウォールナットは世界中で愛され実績のある木材です。主に北米で計画的にされ安定した品質と供給がありますため、当社ではオリジナル家具の標準材料に採用しています。下記写真はウォールナット材の入荷時の状態で、信頼ある老舗木材問屋より運ばれてきます。ここから天板作成の際などはオーダー長さに応じて良材を選抜して製作していきます。入荷時には一見大量の木材の山に見えますが意外と早く使い切りますので保管場所と経費と相談しながら滞りなく材料管理しています。

 

【精密な加工】
オーダー家具のデザインや構造によっては精密な加工が必須です。そのためにNC設備で寸分の狂い無く木材を切断や掘り込みなどの加工を行います。家具職人の手作りの技だけでなく最新設備を有効に活用し適材適所の家具づくりでお客様のご要望に応えています。

NC設備
NC設備

 

【木材以外のマテリアル】
お客様が考える最良の家具のために木材だけではなく天然石やガラス等を使う場合もございます。下の写真は天板に大理石(一枚岩の削り出しです!)を使った収納家具で踏み台としても使える強度も確保したものです。理想の家具をお考えの方は遠慮なくお申し付けください。

 

【オリジナル家具の開発メモ】
(ご参考までに)家具デザインが出来る過程
1.デザインの素が理想の家具イメージに変化。
2.イメージをイラストとして書き出す。
3.パソコンで3D図面を作る(材料歩留まりも考慮)
4.製作工程・強度・反り防止・価格などを検討試作へ。
5.実用試験を経てオリジナル家具として商品化します。

imagin6
デザインの素|06年個人作品

 

【奥深い和の道具デザイン】

茶道具
茶道具|棗、茶杓泪、萩茶碗、志野茶碗、青磁水指、蓋置

浅学にて恐縮でございますが茶道具などのデザインについて、素材や出来栄えの異なる物を旧来の価値だけで良し悪しを決めることなく新しい価値を創造し続けた先人達には圧倒されるとともに畏敬の念を抱きます。また、その新しい価値を直感的に評価判断できる日本人の感性が今も続いていることに改めて驚いています(強引に作られたブームは続いてません)。極東の島国だった幸運とともに醸成された価値観が「今」を支えているのかもしれませんね。上の写真(クリックで拡大)は何点かの茶道具を私の好みに基づき撮影させてもらいました(茶道は嗜んでいません。すみません。薄茶は美味しいです)質感とデザインの相乗効果が「用の美」を生むのは家具も同じですが、作り手の個性を感じてもらえる作品にするには弛まぬ価値観の追求が必要だと思いました。それにしても萩の井戸茶碗、信楽焼の志野茶碗、貫入が美しい青磁水指などの普段見られない物に接することは刺激になります。
オーダー家具製作実績はこちら

 

おまけ

【紅の豚の飛行機模型つくってみました】
ものづくりに必須な組立・接合・塗装が出来る模型に興味があり作ってみました。紅の豚|主人公ポルコロッソの飛行艇サボイアS21F、及びライバルの飛行機カーチス(1/48下記写真クリックで拡大します)。レトロな飛行機のデザインも綺麗ですね。

紅の豚の飛行艇サボイア
紅の豚の飛行艇サボイア

真紅の機体色にするためサンダーバーズカラーのレッドを採用し、支柱部分は小豆色に。プロペラはウォールナット木目、船底はオーク木目、台車はオールドチークのイメージで。劇中の当飛行機は木製モノコックなので、オーダー家具屋としては自然と製作にも力が入りましたw ※おまけ:ガラス製ケーキドームをコレクションケースに見立て、飛行機模型を飾りました。(ケーキドームのカタログによれば、Lはφ24cm高さ10cmのケーキ、Sはφ15cm高さ10cmのケーキが入るそうです。)

・・・仕事に戻ります